
概要
Sakana AIは、世界に先駆けるAI研究の成果を社会実装へつなぐことを目指しています。AIは社会の基盤構造そのものを再定義しうる技術であり、その可能性を現場で使える形に落とし込むことを私たちは重視しています。防衛・インテリジェンス領域では、防衛省・自衛隊、防衛装備庁をはじめとする政府機関や関連企業とともに、指揮統制、情報分析、認知領域などにおけるAI活用に取り組んでいます。
UI/UX Designer(Defense)は、この防衛・インテリジェンス領域向けソリューションのユーザー体験を設計・実装する役割です。ユーザーは、任務・業務を実際に担っている自衛官や担当者、分析官です。彼らは膨大な情報の中で限られた時間のうちに判断を下す必要があり、情報保全、閉域ネットワーク、通信が制限された環境(DDIL環境)といった厳しい制約のもとで業務にあたっています。こうした現場の特性を深く理解し、構造化されたデザインを通じて、Sakana AIのAI技術を「現場で実際に使える形」へ翻訳することが、このポジションのミッションです。
この領域のデザインは、確立されたSaaSのベストプラクティスをなぞるだけでは成立しません。AIの出力には不確実性があり、見落としや誤認が重大な結果につながりうる環境で、ユーザーがAIの提案をどう理解し、どこまで信頼し、どこで疑い、どこで介入し、最終判断を下すのか——その一連の体験を、人による監督と判断を前提に設計することが求められます。あわせて、Webブラウザ・Android端末・エッジデバイスといった多様なクライアント、オフラインや低帯域での動作、屋外・夜間・移動中といった使用環境まで含めて、実用性と拡張性を両立するインターフェースを形にしていきます。
本ポジションはApplied Teamの防衛事業部門に所属し、Forward Deployed Engineer(FDE)、Software Engineer(SWE)、Applied Research Engineer(ARE)、Project Manager、Defense Domain Expertと一つのチームで動きます。必要に応じて防衛省本省を含む各省庁や各部隊・基地・駐屯地に足を運び、業務観察・インタビューから設計、プロトタイピング、デザインシステムの構築・運用、実装レビュー、導入後の改善まで、プロダクトの立ち上げから運用定着までを一貫して伴走していただきます。
防衛・インテリジェンス領域の業務経験は必須ではありません。ただし、この領域に関心を持ち、自ら学び続けられる方を求めています。
この職務は日本を拠点とし、日本語でのビジネスレベルの会話および業務文書を理解する能力が求められます。面接は日本語で行います。
防衛・インテリジェンス案件の性質上、アサインにあたっては日本国籍の保有が含められ、情報保全および適性評価(セキュリティ・クリアランス)に関する基準を満たしていただく必要があります。あらかじめご了承ください。
*フルタイム契約に加え、業務委託(週24時間以上)での参画も相談可能です。
Applied Teamについてはこちらの紹介を、防衛領域での開発の様子はSoftware Engineerインタビューをご覧ください。
役割と責任:
防衛・インテリジェンス領域向けプロダクトにおいて、業務理解から体験設計、検証、実装、導入後の改善まで、デザインを一気通貫でリードします。
UXリサーチ・業務理解
- 防衛省を含む各省庁や各部隊・基地・駐屯地への訪問、自衛官・担当者へのインタビューや業務観察を通じた一次情報の収集(情報保全上の制約の範囲内で実施)
- 業務フロー、使用帳票、既存システム、意思決定の流れの可視化と、「どこで時間がかかり、どこで判断が詰まっているのか」の構造化
- Defense Domain Expert・FDEと連携した、ペルソナ、ユーザージャーニー、運用コンセプトの整理
体験設計・UI設計
- 観測・報告、情報統合、分析、資源配分といった業務をAIが支援するワークフローと画面の設計
- AIの不確実性・信頼度・出典(data provenance)・エージェントの処理過程を可視化し、人による確認・承認・介入を前提としたインタラクションパターンの設計
- ハルシネーションやエラーが発生した際に、ユーザーが気づき、回復できる体験の設計
- 時間制約・高負荷下でも必要な情報に即座に到達できる情報設計(情報の優先順位付け、ステータス表示、通知設計など)
プロトタイピング・検証
- Figma、Claude Design、コーディングツール等を活用した、静的なモックに留まらない検証可能なプロトタイプの作成
- 現場ユーザーを交えたユーザビリティテストと、定性・定量フィードバックに基づく改善
- ドメイン特化ベンチマークによる精度評価と組み合わせた、体験面の評価指標の設計
実装連携・顧客協力
- SWE・FDEと協働した仕様策定、実装レビュー、リリース後の継続的な改善
- 必要に応じて発生する、一定期間のクライアント環境でのオンサイト勤務
- 現場で得た一次情報の社内プロダクト・研究テーマへのフィードバック、および社内へのデザイン知見の共有
Requirements
応募資格およびスキル (Must-have):
- Web/業務アプリケーション領域におけるUI/UX設計の実務経験(目安5年以上)
- ユーザーインタビュー、業務観察、ワークショップ設計などのリサーチ実務と、定性・定量データをもとに体験を改善した経験
- Figma、Claude Design等によるインターフェース設計・プロトタイピング、およびデザインシステムの構築・運用経験
- プロジェクトマネージャーやエンジニアと協働し、仕様策定・設計ディスカッションを進めた経験
- デザインの意図や判断根拠を論理的に言語化し、顧客(自衛官・担当者・関係部局)に分かりやすく説明・提案できるプレゼンテーション力
- BtoB向けの、情報密度が高く複雑な業務プロセスを伴うシステム(業務システム、SaaS、ダッシュボード、監視・運用系ツール等)の設計経験
- 業務プロセスを構造的に理解し、曖昧な状況でも自らゴールを定義し、課題を抽出・分解してチームで意思決定できる形に具体化する力(0→1の遂行能力)
- デザイン業務全般においてAIツール(Claude Design、Figma Make、Claude Code等)を駆使し、成果物の品質と速度を自律的に最大化する姿勢
- ビジネスレベルの日本語能力(読み書き・口頭での議論を含む。顧客との業務折衝が発生します)
- 防衛・インテリジェンス領域への 関心と、自ら知識を習得し続ける意欲
- 秘密保全に対する高い意識を持ち、業務上必要となる適性評価・適格性確認などに協力いただけること
歓迎要件 (Nice-to-have):
- AI・LLMを活用した業務支援系プロダクトやPoC案件での設計経験
- AIの非決定性、不確実性、説明可能性、ユーザーによる監督を前提としたインタラクション設計の経験
- 指揮統制システム、情報分析ツール、監視・運用センター(NOC/SOC)、航空・海事・医療など、誤操作や誤認が重大な結果につながる領域でのUI設計経験
- 防衛省・自衛隊での勤務経験、または防衛関連メーカー・商社・官公庁向けSIでのプロジェクト経験
- 地図・地理空間情報、時系列データ、センサーデータなどの可視化設計経験
- オフライン・低帯域・閉域環境を前提としたプロダクトの設計経験
- Android等のモバイルアプリ、組み込み機器・車載・ウェアラブルなど、Web以外のクライアントの設計経験
- フロントエンド実装(React / Next.js / TypeScript)への理解、またはvibe codingによる高速なプロトタイピング経験
- 0→1フェーズのプロダクト立ち上げ経験、または複数プロダクトを跨いだ一貫したデザインの実装経験
- アジャイル/リーンUX環境におけるプロダクト開発リードの経験
- 官公庁向けの提案書・仕様書・画面定義書などのドキュメント作成経験
- ビジネスレベルの英語力(Researchチームとの協働に有利)
Benefits
- 社会保険完備(健康保険、厚生年金、雇用保険)
- 完全週休二日制(土・日)、国民の祝日、年末年始休暇(12/30〜1/3)
- 年次有給休暇
- 慶弔休暇、生理休暇
- 産前産後休暇、育児休業、介護休業
- フレックスタイム制 / 裁量労働制(職種による)
- ハイブリッド勤務(オフィス+リモート)
- 通勤手当支給
防衛事業に対する考え方について
Sakana AI は、日本に拠点を置く AI 企業として、日本政府との事業を行っています。当社は「防衛事業に対する考え方(Sakana AI's Basic Policy on Defense Business)」に関する見解をまとめています。ご応募の前に、日本政府との協業、とりわけ防衛に関する当社の方針についてご理解いただき、認識をすり合わせたうえでご応募いただきたいと考えています。
- 日本語: https://sakana.ai/company-info/defense-policy.html?lang=ja
- English: https://sakana.ai/company-info/defense-policy.html?lang=en
※ 内容へのご同意は、応募フォーム内の設問にてご確認いただきます。
応募方法
- 職種の確認 :募集中のポジションから、ご自身の経験に合うものをお選びください。
- careers@sakana.ai へメールを送付 :応募する職種名と、ご自身についての紹介文をお送りください。
- 応募フォームの提出 : の下部にある応募フォームより必要事項を入力して送信してください
⚠️ 応募にあたっての重要なお願い
フォームを送信する「前」に、必ず careers@sakana.ai 宛にカバーレターをメールでお送りください。
- メール本文には、ご自身についての紹介と応募する求人名を明記してください。
- 紹介文はプレーンテキストで本文に直接ご記入ください(PDF等の添付ファイルではお送りいただかないようお願いします)。ご自身のことが伝わる、熱意のこもった内容をお待ちしています。
- メールは、Google ドキュメントが利用可能なアカウント(Gmail 推奨)からお送りください。
- 応募フォームで登録するメールアドレスと同一のアドレスからご送信ください。異なるアドレスからのご送付はご遠慮ください。
- このカバーレターメールをお送りいただけない場合、選考の対象外となり、ご応募いただいても対応いたしかねる場合があります。(フォーム送信前にお送りいただきたい理由は、フォームのご応募を確認した際にすぐカバーレターを拝読したいためです。順序が逆になると、カバーレターが未送付と判断されてしまう可能性があります。)
- 選考の過程で、前職・現職でご一緒された方、2名へのリファレンスチェックを実施することがあります。